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北辰分析-国語-

13年11月11日

11月第6回北辰テスト

大問1の小説は

本文の内容も設問も

実に理想的でした。

国語の先生には

こういう教材をぜひ使ってほしいものです。

長い長い小説の文章の中から

テストに見合う部分だけを

どのようにして抜き出すのか

問題作成者の立場から考えると実に楽しいものです。

小説読解のいちばんのポイントは

もちろん主人公の心情。

テストに採用される部分は

その主人公の心情が変化している部分です。

今回の北辰テストでは

足を痛めて陸上部を休部している主人公の千里の気持ちが

新聞部での活動へと揺れ動き始めたその瞬間が描かれています。

そして

その心情の変化が

傍線4の「ゆっくりと瞬きをした」

傍線5の「ぐっと言葉を飲み込んだ」

などの行動に表れているのです。

人物の行動は

大きく2種類あります。

ひとつはわざと行なった動作。

もうひとつは思わず行った動作。

「わざと」の部分には人物の意図が含まれていて

「思わず」の部分には感情が込められています。

登場人物の心情を読み取るには

思わず行ってしまった行動に注目するとよいでしょう。

大問2の問3

文法問題では

条件に当てはまる語を書きぬく問題でした。

ご丁寧にも

問題文中には太字で「一単語で」とありましたが

それでも「(寒くなって)きた」「着て」と書いてしまった人もいたことでしょう。

「単語」とは辞書に載っている言葉です。

「きた」も「着て」も辞書にはありません。

「きた」はもちろん「くる」に「た」がついたものですし

同様に「着て」=「着る」+「て」です。

差がつく問題でした。

また

大問2の問2には

四字熟語が登場しました。

最近の埼玉県公立入試では

四字熟語が頻出となっています。

意味はもちろんのこと

使われている漢字にも注意して

ひとつでも多く覚えておきたいものです。

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