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◆連載 埼玉県受験情報 2019年度公立入試に向けて傾向と対策(後編)

18年08月04日

埼玉県受験情報 2019年度公立入試に向けて傾向と対策

18埼玉県公立入試_受験情報通信_web5のサムネイル

◆理科 「『なぜ』を重視した学習が重要!!」

●夏までに
中1・中2の学習範囲を徹底的に復習しなければなりません。まずは一問一答形式で、用語や頻出の実験の手順、原理・原則などを理解するまで解きこむことが重要です。

●9~12月
この時期に中3の学習範囲のフォローに重点を置かなければなりません。難度が高く頻出の「仕事とエネルギー」「水溶液とイオン」を特に重点的に学習しましょう。他県入試を用いた実戦力の養成も始める頃です。

●冬~直前
入試と同形式の問題で処理能力を上げる必要があります。難関校対策には、難度の高い計算・記述問題への取り組みがポイントとなります。

●まとめ
難度の高い問題が出題されるため、他県入試のややレベルが高い、実戦的な問題での対策が効果的となります。難関校志望者はより多くの計算問題・記述問題に取り組みましょう。

 

◆社会 「総合的な知識の定着が不可欠!!」

●夏までに
地理・歴史分野を徹底的に復習しなければなりません。一問一答形式の問題を集中的に解いて実力を上げましょう。この時期までに一通りの範囲を解けるようにしておかなければなりません。

●9~12月
他県入試を用いて、資料・図版の読み取り長文選択肢の処理に慣れることが必要です。比較的解きやすい地理の記述問題対策はこの時期に完成させましょう。

●冬~直前
難化傾向になる公民を短期間で仕上げるタイミングです。用語の理解だけでなく、仕組みの理解にも重点を置いた学習が必要となります。難関校対策には記述問題の徹底が欠かせません。

●まとめ
バランスのとれた実力を養成するため、他県の入試問題の演習が効果的です。やや難化傾向にある地理や時事問題が大きく関わってくる公民は、新傾向問題について重点的に対策しておく必要があります。

 

(作成情報協力:株式会社エデュケーショナルネットワーク)

◆連載 埼玉県受験情報 2019年度公立入試に向けて傾向と対策(前篇)

18年08月01日

埼玉県受験情報 2019年度公立入試に向けて傾向と対策

18埼玉県公立入試_受験情報通信_web4のサムネイル

◆国語 「言語事項・古典の対策にも力を入れる!」

●夏までに
漢字を含む言語事項の対策を今すぐスタートしましょう。直前期まで継続的に知識を習得することが重要です。漢字検定などを併用すると効果的です。

●9~12月

読解問題対策に加えて、古典対策も力を入れるタイミングです。いかに多くの問題をこなしたかが勝負になるので、できるだけ多くの問題に触れる必要があります。

●冬~直前
入試と同形式の問題実戦力をつける学習が必要です。高得点のカギを握る記述問題作文は特に重点的に対策しておかなければなりません。

●まとめ
難関校を目指すなら「記述問題」対策に重点を置いた学習が必須です。平均点を目指すなら「言語事項」「記号問題」での失点をいかに減らすかという点に重点を置く必要あります。

 

◆数学 「段階を追って力をつけていくことが重要!!」

●夏までに
既習内容の基礎を徹底し、典型題を確実に解けるようにしなければなりません。計算問題や1行問題の繰り返しが大切です。

●9~12月
必出の「2次関数」「相似」「三平方の定理」の定着と入試数学への慣れに重点を置いた学習が必要です。

●冬~直前
入試問題の類題を繰り返し、得点力をアップさせることが重要です。「学力検査問題の大問1」は全問正解を目標として設定しましょう。「学校選択問題」の受験生は「図形」「2次関数」を重点的に対策する必要があります。

●まとめ
学力検査は基礎力を強化し、確実に得点することが最重要課題です。難易度の高い学校選択問題は「記述」「数の性質」「2次関数」がカギを握るため、多くの問題に触れ、“解く力”をつける必要があります。

 

◆英語 「文法力・語彙力をつけ、“書く力”を養う!!」

●夏までに
基本的文法と単語の習得が最重要課題です。短めの文章で単語補充、内容把握、英問英答などの設問に慣れて、英文読解の対策もスタートさせる必要があります。

●9~12月
“書く”ことに重点を置いた入試対策を行うタイミングです。「学校選択問題」の受験生は“読解力”の養成もこの時期に行わなければなりません。他県入試にも積極的にチャレンジし、実力養成をはかりましょう。

●冬~直前
入試と同形式の問題で入試の英語に慣れることが必要です。「学校選択問題」の受験生は「長文読解」と「英作文」に重点を置いた対策が欠かせません。

●まとめ
文法力、語彙力がカギを握るのが入試です。「空所補充」「英作文」などの記述問題が得点で差をつけるキメテとなります。学校選択問題の長文読解、記述対策、作文対策には他県入試を利用しましょう。

 

(作成情報協力:株式会社エデュケーショナルネットワーク)

◆連載 埼玉県受験情報 2018年度埼玉県公立入試 今年の入試総括(理科・社会編)

18年07月30日

埼玉県受験情報 2018年度埼玉県公立入試 今年の入試総括(理科・社会編)

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【理科】

◆今年の入試の特徴
定番の「過程や考え方を書かせる」問題はなし。記述・計算問題が一気に易しくなり、典型題中心の出題に。

◆難易度(昨年との比較)
全体的に易化。しかし、平均点は若干アップにとどまっている。

◆その他、注目点
昨年3問出題された「すべて選ぶ」問題は1問のみに。2年続けて大きく易化しているので、来年度は反動で難化する可能性大。難関校の記述対策強化は必須。

◆学習のポイント
試験問題は基礎的な問題が中心ですが、正確な知識が求められます。しっかり覚えることが重要です。 まずは、一問一答形式の問題集などを利用して、単語の名称と内容を暗記することから始めるとよいでしょう。単語の内容を自分で説明できるくらいにすることが目安になります。物理・化学・生物・地学と多方面にわたる知識が必要となりますので、覚える時間を計画的に確保する必要があります。

記述問題は、「原理原則に関する正確な知識を持っているか問う問題」や「考え方を説明する問題」が出題されるので、本当に内容が解っていないと得点することは難しいでしょう。さらに「適切なものをすべて選ぶ」という問題が近年増加傾向にありますので、要注意です。

 

【社会】

◆今年の入試の特徴
記述は解答のキーワードとなる用語を書かせるなど難度は上がったが、扱っている内容は典型題に近い。

◆難易度(昨年との比較)
記述の難化もあり、平均点も4.7点下がっている。

◆その他、注目点
10問前後出題される用語記述は全国的にも最頻出なものが中心。グラフの読み取りは割合の計算が必要で、手間のかかるものが定番になっている。

◆学習のポイント
用語を問う単純問題、事象の説明などの記述問題ともに、基礎的な問題が中心の出題になっています。また地理は「資料の読み取り」、公民は「政治・経済の知識確認」が記述問題の定番。歴史の記述問題は難問から基礎的な問題に変化する可能性があります。しかし、歴史の出来事の並べかえ問題正誤を問う問題は例年通りレベルが高くなっています。

まずは、中1の地理・歴史の一問一答問題を何枚も解き、実力を養成。そのあと、地理・歴史の資料問題・記述問題の演習と、中3で学習する公民分野の一問一答による実力養成を同時並行でやる。北辰テスト前は公立入試の過去問題や北辰テストの過去問題で実戦演習を行う。これが理想的な流れになります。

 

理科と社会で共通して言えることは、しっかりとした「知識をもつこと」とそれを自分で説明できる「説明力」「記述力」を身に付けることが何よりも必要になっています。

 

(作成情報協力:株式会社エデュケーショナルネットワーク)