目指せ!歴史年表マスターの第2回目は「近代の戦争編②」です。
今回もゴロ合わせをしながら覚えていきましょう。
①日中戦争(1937)…「い(1)く(9)さ(3)ながびく(7)=戦(いくさ)長引く」
北京郊外の盧溝橋(ろこうきょう)付近での日中両軍の衝突(盧溝橋事件)をきっかけに、
終戦の1945年まで続いた、日本と中国の戦争です。
日本の夜間演習中に中国軍から発砲があり、
慌てて点呼をとったら一人足りなかった(トイレに行っていた)ことから戦争となった・・・という説もあります。
それはさておき…
日本軍が当時の首都である南京を攻め落としても、中国軍は首都を重慶に移し、粘り強く戦いました。
それで戦争がなかなか決着せず、ずるずると長引いていきました。
これが「戦(いくさ)長引く」日中戦争(1937)です。
②第二次世界大戦(1939)…「い(1)く(9)さ(3)くるしい(9)=戦(いくさ)苦しい」
ドイツのポーランド侵攻をきっかけに始まった枢軸国側と連合国側の2度目の大戦です。
第一次世界大戦後のドイツは、ベルサイユ条約による巨額の賠償金、世界恐慌による深刻な経済打撃により国民が疲弊していました。
そんな中、ヒトラー率いるナチスの台頭によって、ドイツはファシズム体制に変わっていきます。
軍事力を強化し、積極的に領地拡大を目指したドイツは独ソ不可侵条約を結び、ポーランドに侵攻しました。
1940年には日独伊三国同盟を結び、はじめは優位に立っていた枢軸国側も、
アメリカの連合国への支援、大戦への参戦により戦況は一転して劣勢に。
1943年7月にイタリアが、1945年5月にドイツがそれぞれ降伏しました。
残った日本も1945年8月に降伏し、戦争が終結します。
③太平洋戦争(1941)…「い(1)く(9)よ(4)いっぱつ(1)=行くよ、一発」
第二次世界大戦中の、太平洋地域・日本本土を主戦場とした日本と連合国軍との戦争です。
長引く日中戦争に苦しんだ日本は、
米英などによる援蔣ルートを断ち切ること、
資源を得ることなどを目的に南進を行います。
アメリカとの戦争を避けるため交渉を続けるも、
日本への要求は厳しく、受け入れることはできませんでした。
そしてついにハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争へと突入していきます。
この戦争中に、日本は原子爆弾を広島と長崎に落とされました。
その後、ポツダム宣言を受け入れ、日本は降伏します。
今回の3つの戦争は2年ごと(1937→1939→1941)に起こっています。
前回の日清・日露戦争、第一次世界大戦と合わせて覚えましょう。
◆『目指せ!歴史年表マスター』過去の投稿◆
「近代の戦争編①」