■シリーズ 北辰テスト勉強法 -理科-
1.傾向
H.27年9月以降から、埼玉県公立高校入試に近い出題方式に変更されました。
【主な変更点】
- 試験時間 30分 → 40分
- 出題範囲
その年度にすでに出題されていた分野はその後の テストには出題されない
↓
同じ分野の問題が複数回出題される
特に、重要単元・重要語句・重要テーマは出題されやすくなりました - 出題形式
記号選択50% 用語記述40% 文・図・グラフなどによる記述10%
↓
記号選択33% 用語記述33% 文・図・グラフなどによる記述33% - 大問設定
各大問ごとに各分野からの出題
↓
大問1が独立小問集合大(8問:各分野から2問ずつ)
大問2~5が各分野[物理・化学・生物・地学]から1問ずつ
① 中3内容は出題はごくわずか。ほとんどが中1・中2の内容。
② 中3内容の 「化学変化とイオン」 「エネルギー」 「仕事」 「天体」 「自然と人間」 は12月までの北辰テストには出題されない。
2.学習の取り組み方と志英館の取り組み
受験する回の「北辰のかこもん」だけをつかって勉強してもあまり対策にはなりません。
問題をまんべんなく演習し、間違えてしまった問題の復習をしっかりして、解けるようにしておけると良いでしょう。
同じ問題集を何度もくりかえし解くことや、教科書を何度も読み返し内容を覚えることによって高得点が期待できます。
暗記科目である理科と社会はそういった反復学習が特に重要となるので、苦手意識を持っている人は特に早い段階から反復学習を始めましょう。
また、県立にも出題される記述問題の対策(理由説明・作図・グラフ)も必要となってきます。
志英館では、夏休みが終わるまでに単元別の小テストを合格するまで行い、中1~中2までの用語や実験器具の操作法などを身につけます。
そして、「北辰テストのかこもん」などを用いて北辰テストレベルの問題にも対応できるように演習トレーニングを行います。
演習で間違えた問題はそのままにせず、必ず解き直し、重要事項をノートにまとめると効果的です。
3.解答のアドバイス
生物・地学で取りこぼしをしない!
単純暗記で点が取れる生物分野・地学分野の問題の取りこぼしがないように気をつけることが大切です。暗記の作業は何度もくりかえし継続的に行うことが肝要です。
全問解ける必要はない!
難問の計算問題はあとまわしにする方が得策です。全問できる必要はないので、40分間の試験時間で自分なりに最高の結果が出せるよう、戦略を練りましょう。30分間で解答し、10分間で見直しができるよう、時間配分をくふうしましょう。
4.高得点の秘訣
理科で高得点をとるには、自分の力で解くことができる、やさしい問題でケアレスミスをしないことがまず重要です。
また、記述形式の問題を敬遠し、白紙で出さないことも肝に銘じておきましょう。
パーフェクトな解答でなくても、ポイントとなる表現が含まれていれば部分点がもらえます。
空欄をなくす努力をしましょう。