英検3級2次試験合格のコツ最終章は
Attitudeについてお伝えしましょう。
Attitudeは「態度点」と訳されたりしています。
英検の2次試験は面接形式ですから
校長先生や会社の社長に対するように
背筋をシャキッと伸ばして
腰を90度にまげてピキピキとお辞儀をすべき
と思ったあなた
大間違いです。
もちろん試験官に失礼のないように
きちんと挨拶したり
だらっとした姿勢でイスに座らないようにするなど
最低限のマナーは守ってくださいね。
英検が点数化する態度というのは
自分の意見を積極的にコミュニケーションをはかろうとする姿勢のことです。
態度というよりも
むしろ
意志とか意欲とか言ったほうが当てはまるかもしれません。
言いたいことを一生懸命伝えようとしているかどうかがポイントです。
そしてこのAttitudeが採点されるのは
Q4とQ5のときなのです。
Q1~3まではカードの内容についての質問なので
もちろんカードを見ながら答えます。
いっぽう
Q4とQ5は受験者自身についての質問です。
試験官としては
「さぁ,ここからはあなた自身についての質問だよ」という意味を込めて
Please turn the card over. というのです。
「カードを見ずにこちらを向いて答えてちょうだいね」という意味なのです。
英検に限らず
高校入試や入社試験の面接でも
友だちとの何でもない会話でも
話している人のほうを向くのが当たり前ですよね。
それと同じですよ。
きちんと試験官のほうを向いて答える
これが最低限度です。
そしてそのときに
だまってカードを裏返すのではなく
"OK."や"All right."と一言そえましょう。
それがコミュニケーションですから。
そしてもうひとつ
沈黙は厳禁です。
普段の日常会話だってそうです。
「ねぇねぇ,昨日の夜何してた?」
「・・・(10秒間の沈黙)・・・ テレビ見た ・・・」
こんなの気味悪いですよね。
昨日の夜何してたか思い出せなくても
「えっとねぇ・・・」なんて一言が挟まるのが普通です。
ぱっと返答が思いつかないような質問に出くわしたら
Let me see. とか
Well… とか
とりあえず何か一言はさみましょう。
日本語で「えぇと・・・」と言っても大丈夫ですよ。
身振り手振りを交えるのもいいですね。
普段から身振り手振りが大げさだった卒業生のエリちゃんは
Attitudeが見事満点だったのを覚えています。
さぁ明日は英検2次試験です。
1次よりも断然易しいですから
自信を持って
忘れ物のないように試験に臨んでください。