通院先の整形外科でのできごと。
幼稚園児と思われる女の子が
母親とおそらく幼稚園の先生と思われる女性と3人で病院にやってきました。
女の子は「痛い痛い」と泣きっぱなし。
待合室で看護師さんが状況をうかがっているようすから
どうやらドアに手をはさまれたようです。
氷で右手を冷やしています。
順番待ちの患者さんたちも
心配そうでした。
その日はとても混雑していて
自分も30分くらいは待たされていたのですが
60歳くらいの紳士が看護師さんに言いました。
「可哀そうだから先に診てやれよ」
周りの人たちも、うんうんとうなずいています。
誰にも異論はないようで
女の子は診察室へ。
そして、包帯を巻いて出てきました。
女の子はまだ泣いていましたが
待合室の人たちは
「えらいえらい」
「よくがんばった」
と口々に声をかけています。
人の優しさに触れることができた
ちょっと良いできごとでした。
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