受験情報 ~第1回~ 今年度の入試から変わった埼玉県公立高校入試
◎2017年の公立高校入試で埼玉県が公表していた変更点は以下の通り。
変更点1
思考力・判断力・表現力等の能力を見る問題に対して
受験生がしっかり考えて解答できる時間を確保するため
社会・理科の試験時間を40 分から50 分に変更。
実際の試験問題では・・・
→社会・理科の選択問題で「1 つ選びなさい」といった問題が
「すべて選びなさい」とより広く知識を必要とする問題が多数みられた。
「すべて選びなさい」の問題は国語や数学でも同様に見られた。
変更点2
数学・英語において取り組みやすい問題の比率を増やす。
実際の試験問題では・・・
→英語は解きやすい問題が確実に増えた。
取り組みやすい問題が多く出題され
平均点も上がると予想。
一方、英語はしっかり勉強して点数が取らないと
さらに点数差が広がる可能性が大きい。
→数学は昨年サンプル問題として埼玉県は問題を提示したにもかかわらず
ほとんどの問題がその内容とかけ離れた問題が多く出題された。
取り組みやすい問題が増えたという印象は少なく
逆に2012年,2013 年時のような
難易度の高い試験問題に戻ったのではないか思われるほどだった。
変更点3
学校の判断により
例外的に問題の一部に「応用的な内容を含む」学力検査を実施。
実際の試験問題では・・・
→今回の学校選択問題は
問題の一部に限定された形で出題された。
問題の単元などは「学力検査問題」同じで
「学力検査問題の応用」といった形の問題となった。
学校選択問題を選択する高校を受験する生徒は
「数学」「英語」が「得点が取れる科目」となるように学習していく必要があります。
☆これから受験する皆さんへのアドバイス☆
→現時点で皆さんが
「知識を増やす・問題の形式に慣れるといったことを鍛えなければならないのか」
「知識には自信があるので、記述力が求められる記述問題への対策をしなければならないのか」
を見極めよう。
最終的には、昨今の公立高校入試は「知識+記述力」が必要不可欠です。
(作成情報協力:㈱エデュケーショナルネットワーク)
次回予告
5/2配信予定の第2 回は
「過去10 年間の入試平均点と注意するべき内容」