7/1に行われた「進学指導説明会」で
北辰テストの勉強法についてお話ししました。
その内容をダイジェストでお伝えします。
第3回目は【英語】の北辰勉強法です。
英語
1.傾向
本年度入試より、県内20校で英語の「学校選択問題」が実施されました。
それに伴い、北辰テスト第5回目以降の英語の大問4の長文読解の一部に「学校選択問題」レベルの問題を導入すると予想されます。(配点は1問3点~4点で100点満点です。)
必ず出題される単元はリスニング・短い英文の完成・会話文読解・長文読解・英作文の5単元です。
- リスニング問題は前半英検4級程度、後半英検3級程度の問題です。
- 英文の完成、会話文と長文の読解は本文中の空欄に[名詞,動詞,形容詞,前置詞、接続詞]をあてはめる問題や指示語の内容を問う問題、そして並べ替えと本文の内容を問う問題が必ず出題されます。
- 会話文、長文とも本文の内容を問う記述問題が、会話文読解で6問中3問、長文読解では7問中4問出題されます。特に長文の読解では問題の難易度が上がると予想されます。
- 第4回(9月)以降必ず出題される文法は「助動詞,比較,不定詞,動名詞,接続詞, 現在完了,受動態,5文型」です。普段から文法を使って身の回りの事を書く練習をしておきましょう。
- 英作文では第1回~第3回が指示に従って書くタイプの問題で、第4回~第8回は質問に対して条件に従い5文の英文で書きます。
※出題テーマは「好きなもの・こと、将来の夢、ボランティア活動について、思い出について、休日の予定、行きたい(住みたい)場所(外国)、友人紹介、自己紹介等」です。学校教科書の巻末資料である「Basic Dialog」のまとめ(短文)を覚えておくと良いでしょう。
2.学習の取り組み方
普段から単語は声に出して書いて覚えましょう。長文、会話文は毎日1題ずつ音読を心がけましょう。北辰テストの英語は昨年度より全体的に記述問題が増え、難易度も上がります。見直しを必ず行いケアレスミスをしないことが大切です。
志英館では、夏期講習会で中学校3年間で習った文法・構文の総チェックを行い、合宿ではその最終チェックとして長文・会話文読解、そして英作文を行います(長文・会話文が早く正確に読めないと北辰テストも入試問題も得点力が上がりません)。毎回、英単語を書かせる問題が英文の完成・会話文と長文の読解の中で4問出題されます。特に名詞が多く、「季節、月、曜日」は必ず出題されます。よって、夏期講習会と勉強合宿では毎年、英単語600語以上を覚え、9月以降の北辰テストで高得点をとるようにします。
3.解答のアドバイス
会話文と長文の読解で全体の50%を占めます。必ず毎日1題ずつ音読を心がけてください。問題を解く上では設問の前後関係の文が解答を導き出すヒントになっていますが、段落ごとに内容をまとめることで、本文の内容が理解でき、ケアレスミスを防ぎ、満点答案を作れます。特に、長文読解では代名詞(He,She,It,They, them)などは誰が、または何をさしているかを考えて読むようにしましょう。文を読む上で最も大切なことは登場人物,場所,時,話題などのイマジネーションを鍛えることなので普段から心がけて、長文・会話文を速く、正確に読み(速読読解)、内容を理解する訓練をくり返し実践してください。
4.高得点の秘訣
高得点を取る秘訣は、全教科に共通することですが、5年分の過去問題を満点を取るまで何回も解くこと。そして[わかる・できる] 問題を必ず見直すことです。特に英語では会話文と長文を読む前に必ず設問に目を通すことです。特に最後の問5~問7の「次の文が本文の内容に合っているか、またどこに入るか、そして会話の内容に関する質問等」内容を問う設問をチェックした上で、段落ごとに本文を読んでいくと理解しやすくなります。問題を解く順番も前から順ではなく得意な単元から解いていきましょう。
必ず過去問題を解き、50分の時間配分をチェックしましょう。日頃から長文や会話文を読む(速読読解)訓練をすれば40分以内に全問題を解き終えることができ、残り10分間は余裕を持って見直す(チェック)時間が増えます。
◎ポイント:毎日10分間、英文を音読すること。
そして10分間リスニングを聞くことを必ず実施して下さい。