7/1に行われた「進学指導説明会」で
北辰テストの勉強法についてお話ししました。
その内容をダイジェストでお伝えします。
第4回目は【社会】の北辰勉強法です。
社会
1.傾向
まずは過去2年分の出題内容を確認しましょう。ここからある程度出題内容を予想できます。
※分野別傾向の分析と対策
地理的分野
「グラフ読み取り」問題が毎回出題されている。内容は貿易額、農業の生産量、工業出荷額など。グラフは丁寧に読めば確実に取れる。また、大陸名や気候の名称・特徴を答える問題も頻出。雨温図や気候を生かした生活などをおさらいしておくと良い。
歴史的分野
古墳~昭和時代が多い。大問3では江戸までの出来事や社会の様子について。文化と資料の組み合わせを選ぶ問題がある。大問4では江戸以降の日本の変化や外交など。特に大問3は中学2年生までの内容のため、復習する必要がある。平安~室町の人々の暮らしや社会の様子、武士と貴族の関係など苦手な人も多い。ぜひノートまとめをしよう。
公民的分野
10月以降の出題。そこまでひねった問題はなく、取り組みやすいものが多い。日本国憲法(天皇、国民の義務、基本原理…)や人権、立法・司法・行政の関係などを整理しておくと良い。
2.学習の取り組み方と志英館の取り組み
① 公民分野を得点源にする…地理・歴史に比べ覚える内容が少ない=授業内での理解を目指し、苦手にしない
② 1つ1つバラバラに覚えるのではなく、関連のあるものはまとめて覚える
例(地理)-お茶の生産…日本:静岡県(牧ノ原台地)・鹿児島県(シラス台地) 世界:スリランカ
例(歴史)-戦争をまとめて覚える。
日清戦争(1894年) → 日露戦争(1904年) → 第一次世界大戦(1914年) ・・・10年ごと
日中戦争(1937年) → 第二次世界大戦(1939年) → 太平洋戦争(1941年)・・・2年ごと
③ 年号と出来事を一緒に覚える…年表問題・古い出来事順に並べる問題などの増加
④ 間違った問題の解き直し…間違った問題を放置せず解き直すことで類似問題にも対応できる
⑤ ノートまとめ…時間のある時にまとめておくと理解しやすい(定期試験・北辰・入試にも対応できる)
◎志英館では、北辰テストの対策授業を行っています。過去問などを使った演習特訓(解説+αを含む)をし、本番で点数が取れるようにします。北辰テストは申し込むだけでは高得点は取れないので、必ず対策授業に参加しましょう。
3.高得点の秘訣
公立高校入試や北辰テストでは応用問題が多くなり、難易度が上がってきました。基礎的な人名・地名・年号を覚えないと記述問題だけでなく選択問題も解けません。また、成績が上がらない人は、あれこれ手を出す人かまったく反復練習をしない人です。社会が苦手だと思う人は、まずは夏期講習会の問題集や北辰対策授業で習った内容の反復練習を何度も何度もやって頭に覚えさせてください。出来ない問題を1つ1つ減らしていくことで得点力は必ずUPします。次に、友だちや家族など周りの人と問題を出し合ってみましょう。問題と答えを声に出して読むことで、記憶に残りやすくなります。自分が納得いくまでやりこみましょう。
4.問題の配点(H.28 .12) ※各回で配点が異なります
大問1:世界地理…14点
大問2:日本地理…17点
大問3:歴史(中近世)…19点
大問4:歴史(近現代)…17点
大問5:公民…22点
大問6:地歴公混合問題…11点 計100点