実はわたくし
かつて
教育関係のNPO法人のボランティアスタッフとして
読書感想文の審査員をしたことがありまして…
そんな経験から
読書感想文に向いている本を
独断と偏見で紹介させていただきます。
単純に文章のうまさにもよるのでしょうが
感想文を読んでいて引き込まれるのは
やっぱり「戦争」にまつわる話。
小学生なら椋鳩十さんの「マヤの一生」がかなりおすすめです。
中学生向けの戦争の本で
具体的な作品の名前は思いつきませんが
戦争がらみであれば
小説でもルポでもよいかと思います。
太平洋戦争だけでなく
「アンネの日記」に代表されるヨーロッパの戦争
「母は枯葉剤を浴びた」が衝撃的なベトナム戦争など
数多くの題材があります。
いじめが
大きな社会的問題となっていることから
その分野のものもいいかもしれません。
大平光代さんの「だから、あなたも生きぬいて」は
ほんのちょっと時代遅れの感はありますが
どんどん読み進めることができて
なおかつ
あれこれと書きたいことがあふれてくる作品です。
中学2年生以上なら
地球環境について警鐘を鳴らした
ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元アメリカ副大統領の
「不都合な真実」もおすすめです。
いろいろと批判も飛び交った映画の書籍版ですが
一度読んでみて損はないと思います。
「不都合な真実」eco入門編なら
写真も多くページ数も少ないため
受験勉強に忙しい中学3年生でも負担にならないでしょう。
おすすめというわけではありませんが
「昆虫図鑑」の感想文を書いた小学生がいました。
図鑑で感想文とはずいぶん驚きましたが
自分の好きな昆虫について
熱く語られていて
とても印象深かったのを覚えています。