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北辰分析-英語-

13年11月13日

11月第6回北辰テスト

久しぶりに満点が狙えそうなテストでした。

いつもは

「次の英文は本文の内容をまとめたものです。次の(  )にあてはまる・・・」

の設問がけっこうひどいもので

帰国子女でも解けないこともあるそうですが・・・

今回は大問4の問6がこの形式でした。

( あ )は

主節に"Kengo has played soccer"とあるので

現在完了だということにきちんと気づけば

「6歳のころから」となるように"since"が導けます。

( い )( う )の直前に

"more"があることから

"more than"として「~以上」という表現となるのも順当です。

( え )に"continue"を当てはめることができた人は

かなりの単語力がある人です。

お見事でした。

ところで

自己採点をした中3たちの話を聞くと

模範解答とはほんのちょっとだけ違うけれども

正解なのではないかと思われる問題が2つあります。

大問4の問1と問4です。

問1の模範解答例には

「ヨーロッパでサッカーをしている日本人選手たち」とありますが

「海外でサッカーをしている日本人選手たち」としても

内容的には大きく外れていません。

ただし本文中には

"In many European countries"とあるので

バツにされても文句は言えなそうです。

問4の模範解答例は"necessary for me"とありますが

"important for me"としてもまったく違和感がありません。

北辰テストの採点基準にどう書いてあるのかわかりませんので

テストが返ってきたときのお楽しみとなりそうです。

でも

その1問で偏差値が2~3違ってくるかと思うと

テストを作った北辰図書には

「人生がかかってるんだからしっかりしてくれ」

と言いたくなります。

きつい言い方をすれば

複数の解答が存在してしまうという

問題作成者側の甘さですからね。

北辰分析-国語-

13年11月11日

11月第6回北辰テスト

大問1の小説は

本文の内容も設問も

実に理想的でした。

国語の先生には

こういう教材をぜひ使ってほしいものです。

長い長い小説の文章の中から

テストに見合う部分だけを

どのようにして抜き出すのか

問題作成者の立場から考えると実に楽しいものです。

小説読解のいちばんのポイントは

もちろん主人公の心情。

テストに採用される部分は

その主人公の心情が変化している部分です。

今回の北辰テストでは

足を痛めて陸上部を休部している主人公の千里の気持ちが

新聞部での活動へと揺れ動き始めたその瞬間が描かれています。

そして

その心情の変化が

傍線4の「ゆっくりと瞬きをした」

傍線5の「ぐっと言葉を飲み込んだ」

などの行動に表れているのです。

人物の行動は

大きく2種類あります。

ひとつはわざと行なった動作。

もうひとつは思わず行った動作。

「わざと」の部分には人物の意図が含まれていて

「思わず」の部分には感情が込められています。

登場人物の心情を読み取るには

思わず行ってしまった行動に注目するとよいでしょう。

大問2の問3

文法問題では

条件に当てはまる語を書きぬく問題でした。

ご丁寧にも

問題文中には太字で「一単語で」とありましたが

それでも「(寒くなって)きた」「着て」と書いてしまった人もいたことでしょう。

「単語」とは辞書に載っている言葉です。

「きた」も「着て」も辞書にはありません。

「きた」はもちろん「くる」に「た」がついたものですし

同様に「着て」=「着る」+「て」です。

差がつく問題でした。

また

大問2の問2には

四字熟語が登場しました。

最近の埼玉県公立入試では

四字熟語が頻出となっています。

意味はもちろんのこと

使われている漢字にも注意して

ひとつでも多く覚えておきたいものです。

北辰分析‐社会‐ つづき

13年11月09日

11月第6回北辰テスト

大問3は中世から近世にかけての歴史。

鎌倉時代から安土桃山時代までの

文化を中心に出題されました。

文化史は

政治や戦争の歴史と違って

そこだけが独立して見えるので単純丸暗記に偏りがちですが

その時代の背景を

色濃く映し出しているものですから

イメージを書きたてながら理解してほしいものです。

たとえば

鎌倉時代は

それまでの貴族の文化とは大きく違う武士の文化ですから

力強い金剛力士像や厳しい修行が必要な禅宗が生まれたわけですし

天下が統一されたのちは

戦いに勝って富を蓄えた大名が立派な城を作るなどして

豪華で壮麗な桃山文化が栄えたわけです。

教科書を読んでもイメージがわかないという

歴史アレルギーのある人は

まんがを読むのもいいですね。

大問4は日露戦争から湾岸戦争までの

ひたすら戦争の歴史。

なかでも問2は

地理の知識も必要な設問でした。

第1次世界大戦に日本も参戦したのは

ある国との同盟がその理由のひとつ。

その国とはな~んだ?

ではなく

その国は地図中のど~れだ?

ですから

日英同盟がわかっていても

イギリスの位置がわからなければ正解にはなりません。

このような

歴史と地理の融合問題は

入試でもよく見かけます。

埼玉県の過去問ばかりでなく

全国の入試問題により多く触れることをおすすめします。

大問5は公民。

志英館の生徒諸君は

たか●た先生の授業がドンピシャでしたから

きっと全問正解だったことでしょう。

ただ

人権に関する用語は数も多く

違いが分かりづらいものもありますので

よ~く言葉をかみしめて理解してほしいものです。

しっかり理解する方法のひとつとして

「もしも逆だったら」を考えるとよいです。

たとえば平等権は

「人種・性別などによって差別されず平等な扱いを受ける」

とありますが

「人種・性別などによって差別される世の中」

「平等に扱われない世の中」

を考えるのです。

たくさんある人権が

どれも欠かせないことがわかるでしょう。