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北辰分析-社会- つづき

13年10月09日

大問4・5は歴史分野の出題でした。

大問4の問4は

全国の入試問題や模擬試験などでおなじみの

できごとを年代の古い順に並べ替える問題です。

歴史の教科書を開くと

できごとのつながりがきちんと書いてあります。

天保の飢饉が起こって

 ↓

餓死者が出て

 ↓

百姓一揆や打ちこわしが起こって

 ↓

奉行所の役人だった大塩平八郎もそのリーダーのひとりで

 ↓

政治と経済の立て直しを幕府は迫られて

 ↓

水野忠邦が改革を行った

その改革の内容のひとつが

外国船打払令の緩和。

歴史は暗記科目かもしれないけれど

暗記だけに頼ってはいけないといういい例です。

まるで小説を読むかのように

歴史の教科書を読んで

その物語性を理解することがとても大事なのです。

歴史が苦手な人は

一問一答形式の問題集もお手軽でいいですが

そのまえにまず

教科書を読みましょう。

北辰分析-社会-

13年10月08日

地理・歴史・公民とも

基本に忠実な設問が目立ちました。

大問1の世界地理では

国土面積世界最大のロシア連邦

国際河川であるライン川

イタリアの首都で市内にバチカン市国があるローマ

などなど

サービス問題ともいえる設問がありました。

大問2の日本地理は

知識ではなく

常識を問う問題だったといっても言い過ぎではないでしょう。

大問3地形図の読み取り問題も

お手本のような設問です。

しかし

計算アレルギーの人にとっては

問1にある「実際の距離を求める問題」は

天敵なのではないでしょうか。

メートルとセンチメートルの単位変換ができないとか

そもそも計算方法がわからないとか

不正解要素はたくさんあります。

そんな人におススメの解決法を伝授!!

テストに使われる地形図の縮尺は

2万5000分の1か5万分の1かどちらかしかありません。

今回は(というかほとんどの設問は)2万5000分の1です。

分母の数字

2万5000・・・

ゼロを2つ消しましょう。

(100cm=1mなのでゼロを2つ消します)

すると250ですね。

この250とは

地図の1cmが実際の距離の250mである

ということを表しています。

1cm=250m

これさえわかれば楽勝!!

地図上で2cmなら実際の距離は500m

5cmなら250×5で1250mとなります。

今回は15mmつまり1.5cmという出題でしたので

250×1.5=375mでした。

長くなったので

つづきは明日・・・

北辰分析-国語-

13年10月07日

タイトルは『北辰分析』としましたが

実際のところ

そんなにすごい分析はできませんので

感想と思って読んでみてください。

大問1の【小説】も

大問3の【説明文】も

大問4の【古文】も

いずれも読んでいて

とても興味をひかれる内容でした。

また、これといった難問もなかったように思えます。

素直に読んでいけば

十分に正解を導くことができたでしょう。

特に大問3の問3は

問題作成者の意図が

ひしひしと伝わってくる

お手本のような良問です。

傍線②にある『大切な三つのこと』についての設問ですが

(1)は5つあとの段落に

(3)は3つあとの段落に

そのままあります。

きちんと勉強している受験生は

「線部の前後しか見ない」

なんて失態はしないでしょうから

きっちり得点できたのではないでしょうか。

大問2の問3

「連体修飾語を抜き出す」設問は

もしかしたら正答率が低いかもしれません。

でも

設問そのものは

中学1年生の内容です。

まずは

文節分けができなければなりません。

これは文法学習における

基礎中の基礎です。

あとは

「連体修飾語」とは

どのような働きをする分の成分かを理解していれば

すぐに答えが見つかります。

連体修飾語とは

読んで字のごとく

体言に連なる修飾語ですので

体言つまり名詞が見つかればすぐにわかります。

ここでは

「夜空」と「月」が名詞ですから

(厳密には「わたし」も名詞ですが・・・)

どんな夜空なのか

どんな月なのか

その

どんなにあたる部分が連体修飾語です。

手ごたえがある人も

そうでない人も

終わったテストについてきっちりと復習しましょう。

実力アップの近道です。